2019.3.1

論文が出ました!

トゲオオハリアリの概日活動リズムに関する論文が
BESからリリースされました〜😍
カラートラッキングを用いて個体間相互作用が、
活動リズムに与える影響を調べた論文です.

小集団条件では常時活動性になったり.
日齢や相互作用頻度によって柔軟に変化するようです.
なぜそのような変化が起きるのか、
実際の巣でなにが起きているのかはまだわかりません.😢

沖縄に生息するトゲオオハリアリの採餌活動は
1日中行われることもあるそうで
関連しているかもしれません(Win et al. 2017)

Fujioka, H., Abe, M.S. & Okada, Y.
Ant activity-rest rhythms vary with age and interaction frequencies of workers
Behav Ecol Sociobiol (2019) 73: 30. https://doi.org/10.1007/s00265-019-2641-8

2018.9.15-16 #OFP

Open for Publicという展示イベント@渋谷イノベーションスタジオEDGEof
に出展させてもらいました。

アリの社会システム解明を目指して:
二次元バーコードタグを用いた全個体トラッキング

ー道端でよくみかけるアリ。日本だけでも約300種類のアリがいることをご存知だろうか?アリはさまざまな環境に適応し、この地球上で繁栄しているグループである。その成功の要因は、仕事の分担を行う高度な社会性にあると考えられている。
 アリの巣の中には、数十、数百、ときには数千個体が家族という単位で暮らしている。女王アリは産卵のみを行い、働きアリが育児や餌とり、掃除、防御などさまざまな仕事を分担している。アリはどうして仕事の分担ができるのだろうか?各個体の仕事内容は、何によって決まるのだろうか?
発表者は、この課題の解明のため、アリの各個体に二次元のバーコードタグを貼り、巣内の全個体の行動の解析を行っている。これにより、空間を考慮した上で各個体の行動や相互作用(コミュニケーション)など詳細なデータが取得できる。本出展では、長年独自の勘と根気強さに基づいた目視観察による研究に、定量的な観察手法を導入することで、どのような発展が期待されるのかについて、紹介したい。
ーー
Twitter から私の研究を知っていただき、Akiraさんから連絡をいただきました.
展示の依頼をもらったのですが、
展示ってなんだろう状態…
Akiraさん、Nobuさん, Goさんにとお話して、
お三方の熱意をとても感じました.
OFPについて分からない部分はありつつ、いろんな人に研究を知ってもらえる機会はとても貴重なので、参加させていただきました.

実際参加して、まず他の展示者の方の研究が面白すぎる!!!
特に、古田さんが憑依した花形さん、銀髪が似合いすぎの平尾さん、
矢印マニアの最上さんとはとても仲良くしてもらいました!
また、お会いできるの楽しみにしてます.

いろいろな分野の方にコメントをいただけました.
レビューワーのみなさんの熱意が凄くて、びっくりでした.
興奮して聞いていただけると、
こちらも楽しくなります.
社会への貢献についてはもっと掘り下げてほしいという意見もあり、
頭が痛いですが、何かできるかなー
と日々考えていこうと思います.
ありがとうございました!!

展示物としてトゲオオハリアリ

おつかれさまでした!

2018.12.13 次世代脳

次世代脳プロジェクト 冬のシンポジウム
ポスター
「アリの行動変異を創出するしくみ:社会的要因と分子基盤」

Photo by Taku Shimada

要旨:
アリ・ハチなどの社会性昆虫の中には,羽化後の社会的な相互作用や経験に基づいて分業の役割が決定するものがいる.こうした種では,成体の発達段階で行動が分化していく様子を観察できるため,行動変異の創出メカニズムにおける魅力的なモデルといえる.トゲオオハリアリは前述のような特徴を持ったアリで,羽化直後に上位の順位をとったメスが女王となり,下位となったメスたちはワーカー行動を示し,その後の社会環境や加齢によって多様な行動を示す.我々は本種の飼育実験系を確立し,分子生理学と画像解析による個体と行動の自動識別(バーコードトラッキング)を用いて,行動変異を生み出す仕組みの包括的な理解を目指している.本発表では,1)順位による繁殖役割の分化を特徴づける脳内遺伝子発現,2)ワーカー間の行動差の定量化とその社会的要因の探求,について研究の概要を紹介する.