若手研究者こそ、早い段階で個人HPを作っておいたほうがいいと思っています。
私は先輩から最初の論文が載るのが決まりそうなときに、藤岡もそろそろHP作りなよと言われて、言われるがままに作りました。めちゃくちゃ良かったのではないかと思っています。
博士に進学して、ある程度アガデミア就職の希望があるなら、全員にお勧めしたいです。作る時期は、学会発表を1回したら作っていいと思います。論文書くほうが大切ではあるので、1本出てからってのもいい区切りかと。
そんなに頑張る必要は正直なく、名前、所属、メールアドレス、業績リストをネット上のアクセスがしやすい場所においておくということが大切だと思います。ORCIDやGoogle scholor、リサーチマップを充実させておくだけでも十分です。
というのも、学会で話を聞いたとき、セミナーや集会で講演依頼したいとき、名前を検索してみるけど、出てこないから連絡しなかったという経験は多数あります。よっぽどであれば、指導教官の先生経由で連絡することもありますが、出てこないならいっか〜となるものだと。(論文を出していると、コレスポであればアドレスが載りますが、そこまで遡って探してもらえることもそんなに多くないような気がしています。)
さくっと連絡先が出てくれば、そういったチャンスも逃すことはなくなるでしょう。名刺配るより、効率的な気がします。
さらに、どんな研究をしているのかが分かるページがあると、さらに良いのかなと思います。研究テーマだけでもいいし、CV貼り付けでも○。
私がどうやって個人HPを作ったか、少し説明します。
このwebsiteには維持費がかかっています。好きなドメインを利用できたり、広告がでないのは良い点かと思いますが、無料でも頑張ればいいサイトができると思います。Wixは使ってみて、とても良かったなと感じました。Google siteでもかっこいいページ作っている方もたくさんいて、すごいなーと。
さて、私が利用しているものですが、以下の3つです。
- レンタルサーバー:ロリポップ (約8千円/ 3年)
- CMS: WordPress
- ドメイン: ムームードメイン(ドメイン取得の値段は覚えていませんが、維持費に2千円/年くらい払っているはず)
ネット検索すれば、HPの立ち上げはたくさん情報があるので割愛します。いつもと違ったことをしているって感じで気分が乗って、土日の楽しみとして少しずつ更新していました。
WordPressで結構いいなと思っている点
- 無料デザインが豊富なので、簡単にそれっぽいHPになる。
- デフォでブログが作成できる。
- プラグインがとにかく充実。Google siteはとにかく簡単にサイトができるけど、制限が多いと思っています、Wordpressならこれしたいな〜と思ったら大体できるので楽しい。プラグインを探すのに時間かかることもありますが、それはそれで楽しんでいます。
おすすめは、Count per dayという訪問者をみせてくれるもの。アナリティクスは他でも見れるけど、導入がすごく簡単で、結構詳しく見れる。見たところで、サイトを工夫とかはしてないですが。現状は1日あたり26人くらい訪問者がいるようです。思った以上に見られていて、嬉しいような、怖いような。
うまく飛べるようにできているのでこの数字なのかもしれないですが、全然更新してないのに、結構見られるものです。私は、知らない人を発見すると、すぐググって探しています。どんな研究しているんだろうって。ちょっと初期投資(時間の)は必要ですが、HPは作っておいて良いことしかないと思います。